「またこの通知か…」その面倒なWindows Update、本当に必要ですか?
大事な仕事の報告書を作成している最中、オンライン会議で白熱した議論を交わしているとき、あるいは一日を終えてようやくパソコンの電源を落とそうとした瞬間。私たちの集中を無慈悲に断ち切るように、あの通知が表示されます。「更新プログラムの準備ができました」「更新して再起動」。
多くの人が心の中でこう呟いたことがあるでしょう。「今じゃないんだよな…」「またか…面倒だな」。そして、つい「後で通知する」のボタンをクリックしてしまう。その気持ち、非常によくわかります。Windows Updateは、私たちの作業を中断させる厄介な存在に思えるかもしれません。では、核心に迫りましょう。この面倒なアップデート、本当に必要なのでしょうか?
結論から申し上げます。はい、絶対に必要です。
これは、決して大げさな表現ではありません。Windows Updateを「面倒な作業」と捉えるか、「必要不可欠な安全対策」と捉えるかで、あなたのパソコンと、その中にある大切なデータ、ひいてはあなた自身の未来が大きく変わってしまう可能性があるのです。
このアップデートは、例えるなら自動車の定期的なオイル交換や、私たちの年に一度の健康診断のようなものです。少しの間、車を使えなかったり、病院に行く手間がかかったりしますが、それを怠った結果、エンジンが焼き付いて高額な修理費がかかったり、手遅れの病気が見つかったりするリスクに比べれば、遥かに小さな負担です。Windows Updateは、あなたのデジタルライフにおける、最も基本的で重要な「予防接種」であり、「防犯メンテナンス」なのです。この記事では、なぜそれが絶対に必要なのか、そして更新を無視し続けるとどのような恐ろしい結末が待っているのかを、具体的な事例を交えながら、できるだけ分かりやすく解説していきます。
Windows Updateの正体:ただの「更新」ではない2つの役割
「Windows Update」と一括りにされがちですが、実はその中身は大きく分けて2つの異なる役割を持つプログラムで構成されています。この違いを理解することが、アップデートの重要性を知る第一歩です 。
品質更新プログラム:あなたのPCを守る「屈強なセキュリティガード」
こちらが、この記事で最も重要視するアップデートです。品質更新プログラムは、主にセキュリティの強化と、OSの不具合(バグ)の修正を目的としています 。
- 役割: パソコンのシステムに見つかった「セキュリティホール(脆弱性)」と呼ばれる安全上の欠陥を塞ぐためのものです。これは、いわばデジタルな家の「鍵のかかっていない窓」や「壊れたドアの錠」を見つけ出し、専門家が修理してくれるような作業です。
- 配信タイミング: 原則として、毎月第2火曜日(日本では時差の関係で第2または第3水曜日)に定期的にリリースされます 。緊急性の高い脆弱性が見つかった場合は、この限りではありません。
- 重要性: この更新を適用することで、ウイルスやマルウェア、ハッキングといったサイバー攻撃の脅威からパソコンを守ることができます 。まさに、24時間体制であなたのデジタル資産を守ってくれる、屈強なセキュリティガードの役割を果たしているのです。
機能更新プログラム:Windowsが新しくなる「無料アップグレード」
こちらは「大型アップデート」とも呼ばれ、Windowsに新しい機能を追加したり、デザインを刷新したり、使い勝手を向上させたりすることを目的としています 。
- 役割: 新しいスタートメニューの導入や、セキュリティ機能の根本的な強化など、OSそのものを大きく進化させます。これは、家のリフォームに例えることができます。新しい家具を導入したり、壁紙を張り替えたり、最新のスマートホーム機能を導入するようなものです。
- 配信タイミング: 以前は年に2回でしたが、近年は年に1回のペースで提供されています 。
- 特徴: サイズが大きく、インストールの完了までに数十分から数時間かかることもあります。
この2つのアップデートの関係を理解することが重要です。機能更新プログラムによる「リフォーム」は生活を豊かにしますが、それ以上に、品質更新プログラムによる日々の「戸締り確認と修繕」がなければ、そもそも安心して生活することすらできません。特に、毎月配信される品質更新プログラムは、あなたの安全にとって絶対に欠かせない、交渉の余地のない必須事項なのです。これを無視することは、セキュリティガードを全員解雇して、家のドアをすべて開けっ放しにして外出するようなものと言えるでしょう。
更新しないとどうなる?PCを襲う「3つの深刻なリスク」
「後でいいや」と更新を先延ばしにし続けると、あなたのパソコンは静かに、しかし確実に危険な状態へと陥っていきます。具体的には、以下の3つの深刻なリスクに直面することになります。
リスク1:サイバー攻撃の格好の標的に
これが最も恐ろしく、そして最も現実的なリスクです。
Windows Updateを適用しないということは、システムの「脆弱性(ぜいじゃくせい)」を放置するということです 。脆弱性とは、ソフトウェアの設計ミスやプログラムの欠陥によって生じる、情報セキュリティ上の弱点のことです。これを家のセキュリティに例えるなら、「設計上、鍵がかからない窓」や「誰でもこじ開けられる裏口」のようなものです 。
サイバー犯罪者たちは、この脆弱性を突くための攻撃プログラムを開発し、インターネットに接続されている世界中のパソコンを常にスキャンしています 。彼らは、特定の個人を狙うのではなく、「鍵のかかっていない家」を自動的に探し回る空き巣集団のようなものです。更新を怠ったあなたのパソコンは、インターネットの荒野で「私は無防備です」という看板を掲げているのと同じ状態なのです。
その結果、ウイルスやマルウェアに感染しやすくなるだけでなく、近年猛威を振るっている「ランサムウェア」の被害に遭う可能性が劇的に高まります 。ランサムウェアに感染すると、パソコン内の写真、仕事のファイル、友人との思い出の動画など、あらゆるデータが暗号化されてしまい、元に戻すことと引き換えに高額な身代金を要求されます。さらに、Windowsに標準搭載されているセキュリティソフト「Microsoft Defender」のウイルス定義ファイルも更新されなくなるため、防御力はますます低下してしまいます 。
リスク2:パソコンの不調とパフォーマンス低下
Windows Updateは、セキュリティ問題だけでなく、システムの動作を不安定にする様々なバグの修正も行っています 。更新をしないということは、これらの無数の小さな問題を放置し続けるということです。
最初は些細なことかもしれません。特定のアプリが時々フリーズする、パソコンの起動が少し遅くなった、といった程度です。しかし、これらの小さな不具合は、車のエンジンから聞こえる異音のようなもの。放置すればするほど問題は蓄積し、やがてパソコン全体の動作が極端に重くなったり、頻繁にブルースクリーンが表示されて強制終了したりと、業務や私生活に大きな支障をきたすようになります 。最悪の場合、OSが起動しなくなり、大切なデータに二度とアクセスできなくなる可能性すらあるのです 。
リスク3:メーカーからのサポート打ち切り
Microsoftは、Windowsの各バージョンに対して「サポートライフサイクル」という期間を設定しています 。このサポート期間が終了すると、たとえどれだけ深刻な脆弱性が見つかったとしても、それを修正するためのセキュリティ更新プログラムが一切提供されなくなります 。
例えば、Windows 10の主要なバージョンのサポートは2025年10月14日に終了する予定です 。この日を過ぎてもアップデートをせずに古いバージョンを使い続けることは、いわば「永久に鍵の修理をしてもらえない家」に住み続けるようなものです。新たに見つかるすべての「欠陥」は永遠に放置され、サイバー犯罪者にとって、いつでも侵入できる「開けっ放しのドア」となります 。
ここで少し立ち止まって考えてみてください。アップデートを適用する際のデメリットは、数分から数十分の待ち時間や、ごく稀に発生する周辺機器の一時的な不具合など、比較的小さく、対処可能なものです 。一方で、アップデートをしないことのデメリットは、全データの損失、金銭的な被害、個人情報の流出、そしてビジネスの停止といった、回復不可能で壊滅的な結末につながる可能性があります。この両者を天秤にかければ、どちらを選択すべきかは火を見るより明らかです。アップデートをすることは、シートベルトを締めるのと同じです。ほんの少しの手間を惜しんだがために、取り返しのつかない事態を招いてはならないのです。
【実話】更新を無視した世界で起きた大惨事:ランサムウェア「WannaCry」の教訓
理論上のリスクを聞くだけでは、その恐怖はなかなか実感できないかもしれません。そこで、Windows Updateを軽視した結果、実際に世界中で起きた大惨事についてお話しします。これは、決して遠い国の物語ではありません。
デジタルパンデミックの発生
2017年5月12日、金曜日。世界は「WannaCry」と呼ばれるランサムウェアによる、前例のない規模のサイバー攻撃に襲われました。このマルウェアは、まるでデジタルのパンデミックのように、驚異的な速さで世界中に感染を拡大。わずか数日のうちに150カ国以上、30万台を超えるコンピュータが被害を受けたと報告されています 。
その被害は、単なるITトラブルでは済みませんでした。
- 医療崩壊: イギリスの国民保健サービス(NHS)は壊滅的な打撃を受けました。約40の医療施設でシステムが停止し、患者のカルテにアクセスできなくなったため、緊急性の低い手術はすべてキャンセル、救急患者の受け入れも拒否せざるを得ない状況に陥りました 。人々の命が、サイバー攻撃によって直接的な危険に晒されたのです。
- 経済活動の停止: 欧州の自動車工場や、日立製作所、ホンダといった日本の大手製造業も被害を受け、工場の生産ラインが停止する事態となりました 。
- 社会インフラの麻痺: ドイツでは鉄道駅の発着案内表示板が機能しなくなり、中国では約2万店のガソリンスタンドで電子決済が利用できなくなりました 。
画面がロックされ、身代金を要求する不気味なメッセージが表示される。世界中のオフィスや病院、工場で、絶望的な光景が広がりました。
悲劇の裏にあった、あまりにも単純な原因
この世界中を震撼させた大事件には、衝撃的な事実が隠されていました。WannaCryが攻撃に利用したWindowsの脆弱性「EternalBlue」は、未知の弱点ではなかったのです。実は、Microsoftは、この攻撃が発生する2ヶ月も前の2017年3月14日に、この脆弱性を修正するためのセキュリティ更新プログラムを既に配信していたのです 。
つまり、WannaCryによる悲劇は、防ぐ手立てがなかったわけではありません。被害に遭った何十万台ものパソコンのほとんどは、ただ「更新プログラムを適用していなかった」だけだったのです。特に被害が大きかったNHSでは、すでにサポートが終了していた古いOSであるWindows XPを使い続けていた病院が多かったことも指摘されています 。
この事件が私たちに突きつける教訓は、極めてシンプルです。サイバーセキュリティの最前線における最大の敵は、高度なハッキング技術だけではありません。私たちの「面倒だ」「後でいいや」という、ほんの少しの油断や先延ばしなのです。この物語のヒーローは、スーパーハッカーではありませんでした。ただ、通知が来たときにきちんとWindows Updateを実行した、ごく普通の人々だったのです。
脅威は進化する:あなたのPCが友人への攻撃の踏み台に
WannaCryの脅威は去ったわけではありません。サイバー攻撃は日々進化しており、「Emotet」のような新たな脅威が次々と現れています 。Emotetの恐ろしい点は、その巧みな感染拡大の手口にあります。
Emotetは、主にメールを介して感染しますが、一度パソコンに侵入すると、そのパソコンに保存されているアドレス帳や過去のメールのやり取りをすべて盗み出します 。そして、盗んだ情報を悪用し、あたかもあなたが送ったメールへの返信であるかのように偽装して、あなたの友人や同僚、取引先に新たなウイルスメールを送りつけるのです 。
これは、あなたのパソコンが、あなたの大切な人たちを攻撃するための「踏み台」にされてしまうことを意味します。セキュリティ対策を怠ることは、もはや個人的なリスク管理の問題だけでは済みません。知らず知らずのうちに、あなたがサイバー犯罪の片棒を担ぎ、周囲の人々の信頼を裏切ってしまう可能性があるのです。Windows Updateを適用することは、あなた自身を守るだけでなく、あなたの社会的なつながりを守るための責任でもあるのです。
でも、アップデートは面倒… よくある悩みと解決策
ここまでWindows Updateの重要性を力説してきましたが、それでもなお、アップデートに伴う「面倒くささ」が現実問題として存在することも事実です。幸いなことに、Microsoftもこうしたユーザーの悩みを認識しており、その負担を軽減するための便利な機能を提供しています。ここでは、よくある悩みとその具体的な解決策をご紹介します。
Windows Update お悩み解決チートシート
多くの人が抱えるアップデートの悩みを、以下の表にまとめました。この「チートシート」を参考に、あなたの環境に合った設定を見つけてみてください。
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よくある悩み |
こうすれば解決! |
ワンポイントアドバイス |
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「仕事中に勝手に再起動が始まった!」 |
**「アクティブ時間」**を設定して、PCを使わない夜間に更新させましょう。 |
最大18時間まで設定可能。普段PCを使っている時間をカバーしましょう 。 |
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「アップデートに失敗した…」 |
まずは内蔵の**「トラブルシューティングツール」**を実行してみましょう。 |
「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」から起動できます 。 |
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「更新したらプリンターなどが動かない」 |
周辺機器のメーカー公式サイトで最新のドライバーを探してインストールしましょう。 |
アップデートで互換性がなくなることも。機器が古い場合は買い替えも検討を 。 |
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「更新が不安、データが消えない?」 |
更新前に外付けHDDやクラウドに大切なファイルのバックアップを取りましょう。 |
Windows標準機能やOneDriveで簡単にバックアップできます 。 |
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「更新にすごく時間がかかる」 |
空き容量の確保や不要な周辺機器を外すことで改善することがあります。 |
SSD搭載PCはHDDより格段に速いです。PCが古い場合は買い替えも効果的 。 |
悩み1:「時間がかかりすぎる」「仕事中に始まる!」
解決策:あなたの生活リズムをPCに教える「アクティブ時間」の設定
これは最も多くの人が経験する悩みでしょう。この問題を解決するのが「アクティブ時間」という機能です。これは、「この時間帯はパソコンを使っているから、勝手に再起動しないでね」とWindowsに教えてあげる設定です 。
設定方法(Windows 10/11共通)
- 「スタート」メニューから「設定」(歯車のアイコン)を開きます。
- 「更新とセキュリティ」(Windows 11の場合は「Windows Update」)を選択します。
- 「アクティブ時間の変更」(Windows 11の場合は「詳細オプション」→「アクティブ時間」)をクリックします 。
- 「アクティブ時間を調整する」の項目で「手動」を選択し、あなたが普段パソコンを使っている時間帯(例:開始時刻を午前9時、終了時刻を午後6時)に設定します。
たったこれだけで、仕事や趣味の時間をアップデートに邪魔されることがなくなります。
悩み2:「アップデートに失敗する…」
解決策:Windows標準の"お医者さん"「トラブルシューティングツール」
「更新プログラムをインストールできませんでした」というエラーメッセージは、見ていて気分の良いものではありません。しかし、パニックになる必要はありません。Windowsには、こうした更新に関する問題を自動で診断し、修復してくれる「トラブルシューティングツール」という"お医者さん"が内蔵されています 。
実行方法(Windows 10/11共通)
- 「スタート」メニューから「設定」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」(Windows 11の場合は「システム」)を選択します。
- 左側のメニューから「トラブルシューティング」をクリックします。
- 「追加のトラブルシューティングツール」(Windows 11の場合は「その他のトラブルシューティングツール」)を選択します 。
- 一覧から「Windows Update」を見つけてクリックし、「トラブルシューティングツールの実行」(Windows 11の場合は「実行する」)をクリックします。
あとは画面の指示に従うだけで、ツールが問題の原因を特定し、多くの場合、自動で解決してくれます。専門的な知識は一切不要です。
悩み3:「更新したら何かがおかしくなった、データが消えるのが怖い」
解決策:転ばぬ先の杖「バックアップ」
アップデートによってシステムに不具合が生じる可能性はゼロではありません。万が一の事態に備えて、最も重要な対策が「バックアップ」です。特に重要なファイルだけでもバックアップを取っておけば、安心してアップデートに臨むことができます。
簡単なバックアップ方法
- 外付けHDD/SSDへバックアップ: Windowsには「バックアップと復元 (Windows 7)」や「ファイル履歴」といった標準機能があり、外付けのドライブにシステム全体や指定したフォルダを簡単にバックアップできます 。手順に従うだけで、定期的に自動でバックアップを取る設定も可能です。
- クラウドストレージへバックアップ: Microsoftの「OneDrive」や「Google ドライブ」などのクラウドサービスを利用すれば、インターネット上にファイルを保存できます 。これなら、パソコン本体や外付けドライブが物理的に壊れても、データは安全です。特に重要なファイルはクラウドに同期しておくのがおすすめです。
「備えあれば憂いなし」です。アップデート前の数分のバックアップ作業が、あなたの数年分の思い出や努力の結晶を守ることに繋がります。
まとめ:面倒な更新は、あなたの大切なデータを守る「最高の保険」
私たちは、毎日のようにパソコンを使い、そこに数え切れないほどの「大切なもの」を保存しています。家族との思い出の写真、何時間もかけて作成した仕事の資料、友人とのやり取り、趣味の作品。それらはすべて、お金では買い戻すことのできない、かけがえのないデジタル資産です。
Windows Updateは、時に私たちの時間を奪い、作業を中断させる面倒な存在に思えるかもしれません。しかし、その数分間の我慢は、これらのデジタル資産を凶悪なサイバー犯罪から守るための、最も簡単で、最も効果的な「保険」なのです。
毎月わずかな保険料を支払うことで、万が一の火事や事故に備えるように、定期的なアップデートという小さな「手間」をかけることで、ランサムウェアによるデータの全損や個人情報の流出という壊滅的な「災害」から自分自身を守ることができます。
この記事を読み終えたら、ぜひ一つだけ行動に移してみてください。
今すぐ、あなたのパソコンの「設定」から「Windows Update」の画面を開いてみてください。
もし「更新プログラムが利用可能です」と表示されていたら、それはあなたのデジタルな家に見つかった「鍵のかかっていない窓」を修理するチャンスです。面倒な「後回し」のボタンではなく、あなたの未来を守る「今すぐ更新」のボタンを、ぜひクリックしてください。
Windows Updateに関するQ&A
Q1: Windowsのセキュリティ更新プログラムは、本当にインストールする必要がありますか?
A1: はい、絶対に必要です。セキュリティの穴(脆弱性)を塞ぎ、ランサムウェアなどのサイバー攻撃からあなたのPCと大切なデータを守るために不可欠です。
Q2: Windows Updateをしないと、具体的にどんな危険がありますか?
A2: 主に3つの危険があります。①ウイルスやランサムウェアの標的になる、②PCの動作が不安定になったり遅くなったりする、③Microsoftの公式サポートが受けられなくなる、です。
Q3: ランサムウェアとは何ですか?
A3: PC内のファイルを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻すことと引き換えに身代金(ランサム)を要求する悪質なプログラム(マルウェア)の一種です。
Q4: WannaCryという事件は、Windows Updateとどういう関係がありますか?
A4: WannaCryは、Windowsの脆弱性を突いて世界中に広がったランサムウェアです。被害の多くは、対策用の更新プログラムが既に配布されていたにも関わらず、アップデートを適用していなかったPCで発生しました。更新を怠ったことの危険性を示す教訓的な事件です。
Q5: Windows Updateにはどんな種類がありますか?
A5: 大きく分けて2種類あります。毎月配信され、セキュリティ強化やバグ修正を行う「品質更新プログラム」と、年に1回程度、新機能を追加する「機能更新プログラム」です。特に重要なのは前者です。
Q6: アップデートに時間がかかりすぎるときの対策はありますか?
A6: PCのストレージ(Cドライブ)の空き容量を増やす、不要な周辺機器を外す、インターネット接続を安定させる(有線LANにするなど)といった対策が有効です。
Q7: 仕事中に勝手に再起動されるのを防ぐ方法はありますか?
A7: はい、「アクティブ時間」を設定することで防げます。「設定」から、あなたがPCをよく使う時間帯(例:午前9時~午後6時)を指定すれば、その時間内の自動再起動を避けることができます。
Q8: Windows Updateが失敗したときはどうすればいいですか?
A8: まずはWindowsに標準で搭載されている「トラブルシューティングツール」を実行してみてください。多くの一般的な問題を自動で検出・修正してくれます。
Q9: アップデートで不具合が起きるのが怖いのですが、どうすれば?
A9: 更新を適用する前に、大切な写真や書類などのファイルを外付けHDDやクラウドサービス(OneDriveなど)にバックアップしておくことを強くお勧めします。そうすれば万が一の時も安心です。
Q10: 結局、Windows Updateで一番大切なことは何ですか?
A10: 「後回しにしないこと」です。面倒に感じても、通知が来たら早めに適用することが、あなたの大切なデータを未来の危険から守る最も簡単で効果的な方法です。
引用文献
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