駅と空港、予約体験の残酷な差
東京から大阪への出張を計画していると想像してみてください。あなたはPCで2つのタブを開きます。一つは航空券の予約サイト、もう一つはJRの「えきねっと」です。
航空券のタブでは、驚くほどスムーズに予約が進みます。出発地、目的地、日付を入力すると、各社のフライトが最終的な支払額と共に一覧で表示されます。価格が安い順、出発が早い順での並べ替えも一瞬です 。座席を選び、支払い情報を入力すれば、数分後にはスマートフォンにQRコードの搭乗券が届きます。そこにあるのは、迷いのない自信と、テクノロジーがもたらす快適さです。この体験は、スカイスキャナーやエアトリといった比較サイトでも同様で、利用者中心の設計思想が一貫しています 。
次に「えきねっと」のタブに切り替えます。ここから、あなたの忍耐力が試されることになります。画面には多くの情報が詰め込まれ、「乗車券」「特急券」「えきねっとトクだ値」といった専門用語が並びます。最初に表示された価格が、果たして最終的な支払額なのか、もっと安い選択肢が隠れていないか、確信が持てません 。ようやく予約を終えたと思っても、場合によっては駅の指定席券売機で物理的なきっぷを発券する必要があることを知ります 。このプロセスには、常に「間違えていないだろうか」という不安と、余計な手間(フリクション)が付きまといます。利用者レビューでも「直感的でない」「画面遷移が複雑」といった声が絶えません 。
このデジタル体験の差がもたらす物理的な結果が、駅の「みどりの窓口」の長蛇の列です。驚くべきことに、そこに並んでいるのはデジタルに不慣れな高齢者だけではありません。スマートフォンを片手に時間をつぶす、多くの若者の姿があります 。彼らはデジタル化に適応できないのではなく、デジタルでの予約を「諦めた」のです。この行列問題は深刻化し、一度は削減された「みどりの窓口」を復活・増設する駅まで現れる事態となっています 。
これは単に「えきねっとのサイトが使いにくい」という表面的な問題ではありません。利用者がオンライン予約に「自信を持てない」という、より深刻な信頼の危機を示唆しています。なぜなら、利用者は高価なチケットで間違いを犯すことを恐れ、確実性を求めて専門家である駅員に頼らざるを得ない状況に追い込まれているからです 。この行列は、デジタルプラットフォームが利用者の信頼を勝ち取れていないことの、何より雄弁な証拠なのです。
なぜ?「えきねっと」が使いにくい3つの表層的な理由
多くの利用者が感じる「えきねっと」の使いにくさは、具体的に3つの側面に分解できます。これらは問題の表層ですが、利用者のストレスの直接的な原因となっています。
わかりにくい画面設計
まず指摘されるのが、直感的とは言えないユーザーインターフェース(UI)と、快適とは言えないユーザー体験(UX)です。アプリ版では「9割の確率でログインできない」「ログインに成功してもループする」といった致命的な報告や、VPNが原因でログインできないといった問題が挙がっています 。ウェブサイトも同様に、操作中にエラーが発生して最初からやり直しになったり、動作が遅すぎて発車直前の予約ができなかったりするケースが少なくありません 。
画面の遷移も複雑で、初めての利用者は目的の操作にたどり着くまでに迷いやすいと指摘されています 。入力項目が一つでも欠けていると次に進めず、なぜ進めないのかの説明も不十分なため、利用者は行き詰まってしまいます 。これは、東海道・山陽新幹線の予約に特化した「EXサービス」と比較して、「えきねっと」が新幹線だけでなく在来線特急や乗車券のみの購入など、一つのサービスにあまりにも多くの役割を背負わされていることに起因します 。結果として、システムは「きっぷのルールを知っている人」でないと操作が難しい、プロ向けの仕様になってしまっているのです 。
不透明な料金体系
次に、航空券の予約サイトに慣れた利用者を最も混乱させるのが、料金体系の不透明さです。航空券の価格は、基本的に「総額」で一つです。しかし、新幹線のきっぷは「運賃」が定められた「乗車券」と、「特急料金」が定められた「特急券」の組み合わせで成り立っています。
「えきねっと」では、この複雑な構造がそのまま利用者に提示されます。さらに、「えきねっとトクだ値」のような割引商品は列車・席数・区間が限定されており、通常のきっぷや、新幹線と在来線特急を乗り継ぐ際の「乗継割引」とどちらが最終的に安いのかを比較するのは非常に困難です 。
最悪なのは、検索結果の一覧に表示される料金が、多くの場合「通常期の定価」であり、その時点で購入可能な最安値ではないことです 。利用者は、最もお得なきっぷを見つけるために、まるで宝探しのような複雑な操作を強いられます。これは、ユーザーの「A地点からB地点へ、この日時に最も安く行きたい」というシンプルな目的に対し、システムがJR側の複雑なルールを利用者に学習させることを要求している状態です。利用者中心設計とは正反対のアプローチと言えるでしょう。
分断された予約と乗車
最後に、オンラインでの予約体験と、実際の乗車体験が分断されている点も大きな問題です。航空業界では、スマートフォンに表示されるQRコードやモバイル搭乗券が当たり前です。予約から搭乗まで、すべてがデジタルで完結します。
一方、「えきねっと」はチケットレスサービスを拡大しているものの、依然として予約後に駅の券売機で物理的なきっぷを発券する必要があるケースが多く残っています 。交通系ICカードとの連携も可能ですが、乗車前にICカード情報を紐づける手間が発生します 。
さらに、航空券サイトや他の旅行サイトでは標準的な、出発前日の予約確認メールといった基本的なサービスが欠けているため、利用者が予約日を間違えるといった単純なミスを防ぐ仕組みがありません 。このように、予約プロセスと実際の旅がシームレスに繋がっていないため、利用者は常にどこかで物理的なアクションや確認作業を要求され、最後まで安心できないのです。
本当の犯人:システムに潜む60年前の亡霊
これらの表面的な問題を掘り下げていくと、私たちは単なるデザインの失敗ではなく、日本の鉄道システムの根幹に横たわる、巨大で歴史的な課題に突き当たります。本当の犯人は、最新のウェブサイトの裏側に潜む、60年前の亡霊です。
国鉄の遺産「マルス」:かつての革命、現在の足枷
その亡霊の名は「マルス(MARS)」。1960年に国鉄が日立製作所と共同で開発した、世界初のオンライン・リアルタイム座席予約システムです 。当時、電話と台帳で行われていた手作業の予約業務をコンピュータ化したこのシステムは、まさに技術的革命でした。航空会社でさえ座席位置まで含めた予約管理は実現できておらず、マルスは日本の技術力の象徴だったのです 。
以来、マルスは半世紀以上にわたって改良を重ね、日本の鉄道網を支える巨大な基幹システムとして君臨してきました 。新幹線の開業、全国への「みどりの窓口」の展開、団体旅行への対応など、マルスは常に時代の要請に応え、進化を続けてきたのです 。
「プロ向け」を「素人」に解放した悲劇
しかし、ここに根本的な問題が潜んでいます。マルスは、その誕生から一貫して、「みどりの窓口」にいる専門の駅員が使うことを前提に設計された「プロ向けのシステム」であるという点です。駅員は、乗車券や特急券、往復割引、乗継割引といった国鉄時代から続く複雑怪奇な旅客営業規則を熟知しています。利用者の曖昧な要望を正確に聞き取り、マルス端末を操作して最適なきっぷを発券する訓練を受けたプロフェッショナルです 。
「えきねっと」の本質は、このプロ向けシステムであるマルスに、ウェブサイトという皮をかぶせ、一般の利用者に直接開放した点にあります 。つまり、利用者は専門的な訓練を受けないまま、プロ用の複雑な道具をいきなり手渡されているのです。これが、あらゆる混乱と不満の根源です。システムが壊れているわけではありません。システムは設計通りに動いています。しかし、その設計が想定しているユーザーが、現代の一般利用者ではないのです。このシステムは「巨大すぎて手をつけられない」と言われるほど根深く、2021年のリニューアルを経てもなお、その本質的な課題は解決されていません 。
分割民営化が残した「壁」
この問題をさらに複雑にしているのが、1987年の国鉄分割民営化です。巨額の債務を抱えた国鉄を6つの旅客鉄道会社(JR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)と貨物会社に分割したこの改革は、サービスの向上や効率的な経営を実現し、成功だったと評価されています 。
しかし、ことオンライン予約システムに関しては、この分割が大きな「壁」を生み出しました。各社が独自の経営戦略を追求した結果、オンラインサービスも個別に発展してしまったのです 。JR東日本が中心となって運営する「えきねっと」、JR東海とJR西日本が運営する東海道・山陽新幹線用の「EXサービス」、JR西日本の「e5489」など、複数のシステムが乱立しています。
これにより、例えば東京から九州まで新幹線で移動するような、複数のJR社をまたぐ複雑なきっぷをオンラインで完璧に予約することは非常に困難です。結局、「みどりの窓口に行かないとできないことが多すぎる」という状況が生まれ、利用者はデジタルでの完結を諦め、駅の窓口に並ぶことになるのです 。
つまり、「えきねっと」の使いにくさは、単一のウェブサイトの問題ではありません。それは、アナログ時代のプロ向け基幹システム(マルス)と、分割民営化によって生まれた組織のサイロ化という、日本の鉄道が抱える二重の歴史的制約が、デジタル時代に露呈した姿なのです。
空から学べ:航空業界が「正解」を知っている理由
では、なぜ航空業界の予約サイトは、これほどまでに使いやすいのでしょうか。その答えは、テクノロジーの違いだけでなく、ビジネスモデルとそれを取り巻くエコシステム(生態系)の根本的な違いにあります。
航空業界は、LCC(格安航空会社)の台頭をはじめとする熾烈なグローバル競争に常に晒されてきました。生き残るためには、自社のウェブサイトを強力な販売チャネルとし、eコマースの技術を徹底的に磨き上げる必要があったのです。彼らにとって、デジタルは単なるコスト削減ツールではなく、ビジネスの生命線でした。
その結果、航空業界はいくつかの重要な原則を確立しました。第一に、「複雑さの抽象化」です。航空運賃の裏側では、需要予測に基づく極めて複雑な価格変動(イールドマネジメント)が行われています。しかし、利用者に提示されるのは常に「総額」というシンプルな一つの価格です。システムが裏側で複雑な計算を引き受け、利用者に判断の負担をかけません。
第二に、「水平分業のエコシステム」の存在です。スカイスキャナー、エアトリ、エクスペディアといったOTA(オンライン旅行会社)や比較サイトが多数存在し、利用者は一つのサイトで複数の航空会社の便を横断的に検索・比較できます 。これにより、航空会社間での価格競争とサービス競争が促進され、結果的に利用者の利便性が向上します。このような強力な第三者プレイヤーの存在が、JRの市場には欠けています。
第三に、「アンバンドリング(非一括化)」という考え方です。航空券はまず「移動」というコアな価値をシンプルな価格で提供し、座席指定、手荷物、機内食といった追加サービスはオプションとして別料金で販売します 。これにより、最初の購入決定のハードルが下がり、利用者は自分に必要なサービスだけを選べます。
これらの成功は、Booking.comやExpediaといったグローバル企業が主導する、徹底したデータ分析とA/Bテストに支えられています 。彼らは、ボタンの色や配置といった細部に至るまで、膨大なデータに基づいてユーザー体験を最適化し続けています。
JRが垂直統合型の地域独占に近いビジネスモデルであるのに対し、航空業界は水平分業型のグローバル競争モデルです。この構造的な違いが、デジタル体験における圧倒的な差を生み出しているのです。
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比較項目 |
えきねっと(JR) |
航空券予約サイト |
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UI/UX思想 |
システム中心(マルスのルールを利用者が学ぶ) |
ユーザー中心(システムが利用者の目的を達成する) |
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価格表示 |
複雑(乗車券+特急券、割引が分かりにくい) |
シンプル(支払総額が最初に明示される) |
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予約フロー |
分断(予約後、駅での発券が必要な場合がある) |
完結(予約から搭乗までスマホ一つで完結) |
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商品構成 |
一括(きっぷに必要なものが全て含まれる) |
非一括(移動を基本に、座席指定などを追加購入) |
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基幹システム |
クローズド(マルスという独自システム) |
オープン(標準化されたAPIで外部連携が容易) |
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事業構造 |
垂直統合(各JR社が自社内でサービスを完結) |
水平分業(航空会社、OTA、比較サイトが競争・協業) |
より良い旅への道筋:えきねっとへの3つの処方箋
「えきねっと」が抱える問題は根深く、一朝一夕に解決できるものではありません。しかし、利用者の体験を改善するための道筋は存在します。それは、短期・中期・長期の3つのステップで構成されるべき処方箋です。
短期的な処方箋(応急処置):徹底的なUI/UXの改善
まず即座に着手すべきは、現行システムの制約の中で、ユーザーインターフェースとユーザー体験を徹底的に改善することです。特に、利用者の8割が使うであろう2割の主要な機能(例:東京-仙台、東京-新大阪といった主要区間の新幹線予約)に絞り、その予約フローを劇的にシンプルにすることから始めるべきです。
専門用語を排除し、誰にでも理解できる平易な言葉で案内する。価格は常に最終的な支払総額を表示する。モバイルファーストの思想で、スマートフォンの小さな画面でも迷わず操作できるデザインを採用する。JR東日本はすでにUI/UXの改善に取り組んでいますが 、より抜本的な「引き算の発想」に基づいた、大胆なシンプル化が求められます。これは、複雑なマルスシステムの上に、より優れた「翻訳機」を載せる作業に他なりません。
中期的な処方箋(新しいバイパス):軽量版「えきねっとExpress」の創設
次に、中期的な戦略として、全く新しい軽量版アプリ/ウェブサイトを立ち上げることを提案します。これを「えきねっとExpress」と呼びましょう。このサービスは、最も利用頻度の高い「主要都市間の新幹線(指定席)の片道・往復予約」という単一の機能に特化します。
複雑な経路検索、乗継割引、団体予約といった機能は全て切り捨て、既存の「えきねっと」に任せます。「えきねっとExpress」は、チケットレス乗車(交通系ICカード連携)専用とし、数タップで予約が完了する、驚くほど高速で簡単な体験を提供します。これにより、「一つのサービスに多すぎる役割を課す」という現在の問題を回避し 、大多数の利用者のシンプルなニーズに完璧に応えることができます。これは、巨大な都市の交通渋滞を緩和するために新しいバイパス道路を建設するようなアプローチです。
長期的な処方箋(根本治療):基幹システムの刷新とルールの簡素化
そして最も困難かつ重要なのが、長期的な根本治療です。これは、単なるシステム改修ではなく、真のデジタルトランスフォーメーションを意味します。その核心は、60年間鉄道網を支えてきたマルスのバックエンドを、APIを介して柔軟に外部と連携できる、現代的なアーキテクチャに置き換えることです。これにより、24時間365日のサービス提供(現在は深夜にメンテナンス時間がある) や、外部の旅行サイトとのシームレスな連携が可能になります。
しかし、技術的な刷新だけでは不十分です。それと同時に、ビジネスの根幹である「運賃・料金ルール」そのものにメスを入れる必要があります。乗車券と特急券の一体化、複雑な割引制度の整理・統合など、コンピュータにも人間にも理解しやすい、デジタル時代に即したシンプルなルール体系を再構築するのです。マルスというシステムだけでなく、それを前提として作られた複雑なルール自体が、現代における「レガシーシステム」の一部なのです。これはもはやIT部門だけの課題ではなく、経営陣の強いリーダーシップが求められる、事業そのものの変革プロジェクトです。
結論:これは単なる「ダメなサイト」の問題ではない
「えきねっと」を巡る数々の不満は、単に一つのウェブサイトのデザインが悪いという話に留まりません。それは、日本の社会インフラを支える巨大な鉄道システムが、デジタル時代への適応という大きな課題に直面していることの、最も分かりやすい兆候です。
その使いにくさの裏には、高度経済成長期に生まれた世界最先端のシステム「マルス」の亡霊がいます。国鉄分割民営化という歴史的な決断がもたらした、組織の分断という後遺症があります。そして、紙のきっぷと駅員による対面販売を前提として築き上げられた、複雑なビジネスロジックが存在します。これらはすべて、目には見えないながらも、ウェブサイトのボタンの配置や画面の遷移の一つ一つに、強力な制約として影響を及ぼしているのです。
対照的に、航空業界はグローバルな競争圧力の中で、利用者中心のデジタルエコシステムを構築せざるを得ませんでした。その結果生まれたシームレスな予約体験は、彼らが生き残りをかけて勝ち取ったものです。
JRがこの差を埋めるための道のりは、決して平坦ではありません。それは「ウェブサイトを修正する」というレベルを遥かに超え、自らの歴史と組織構造、そしてビジネスの根幹にあるルールそのものを見直す、痛みを伴う変革を必要とします。しかし、新幹線という世界に誇るインフラを持つ企業にとって、世界クラスのデジタル体験を提供することは、もはや贅沢品ではなく、未来に向けた必須の責務と言えるでしょう。
えきねっとQ&A
Q1: なぜ「えきねっと」は航空券サイトに比べて使いにくいと言われるのですか? A1: 主に「わかりにくい画面設計」「不透明な料金体系」「予約と乗車が分断された体験」の3点が原因です。航空券サイトが利用者の目的(移動)を達成するためにシンプルに設計されているのに対し、「えきねっと」はJRの複雑なきっぷのルールを利用者が理解することを前提に作られているため、使いにくさを感じさせます 。
Q2: えきねっとが複雑な一番の根本原因は何ですか? A2: JRのきっぷ予約・発券システムである「マルス(MARS)」が、もともと専門知識を持つ駅員向けに作られたプロ用のシステムだからです。「えきねっと」は、このプロ用システムを一般利用者にそのまま提供しているような構造のため、根本的な複雑さが解消されていません 。
Q3: 「マルス(MARS)」とは何ですか?なぜそれが問題なのですか? A3: 1960年に旧国鉄が開発した、世界初のオンライン座席予約システムです。当時は画期的なシステムでしたが、駅員が使うことを前提とした複雑な設計思想が今も受け継がれています。これが現代のウェブサイトの使いやすさと相性が悪く、システムの巨大さゆえに抜本的な改修が困難な点が問題となっています 。
Q4: なぜ若者でもえきねっとの操作に苦労するのですか? A4: デジタルへの習熟度の問題ではなく、システムの設計思想そのものに問題があるからです。多くの若者は、直感的でシンプルな航空券サイトやECサイトの操作に慣れています。しかし「えきねっと」はJR独自の複雑なルール知識を要求するため、デジタルネイティブ世代であっても混乱し、最終的に「みどりの窓口」に並ぶことを選んでしまいます 。
Q5: 航空券の予約サイトが使いやすいのはなぜですか? A5: 厳しい競争環境の中で、eコマースとしての使いやすさを徹底的に追求してきたからです。複数の航空会社を比較できるサイト(OTA)の存在、支払総額が明示されるシンプルな価格表示、予約から搭乗までスマホで完結する利便性など、徹底した利用者中心の設計がなされています 。
Q6: JRが分割民営化されたことは、えきねっとの使いにくさに関係ありますか? A6: はい、関係しています。分割民営化によりJR各社が独自のオンラインサービス(えきねっと、EXサービスなど)を展開したため、システムが分断されました。これにより、複数の会社をまたぐような長距離のきっぷをオンラインでスムーズに購入することが難しくなり、結果として「窓口でないとできないこと」が多く残る原因となっています 。
Q7: えきねっとのチケット料金が分かりにくいのはなぜですか? A7: 新幹線のきっぷが「乗車券」と「特急券」という2つの要素で構成されているうえ、「トクだ値」などの割引制度が複雑で比較しにくいためです。最初に表示される価格が最安値でないことも多く、利用者が最もお得な選択肢を見つけるのが困難になっています 。
Q8: えきねっとを改善するための短期的な解決策はありますか? A8: あります。まずは最も利用者の多い主要区間の予約フローに絞り、専門用語をなくし、誰でも直感的に操作できる画面デザインに徹底的に改修することです。現行システムの制約内でも、UI/UXを改善するだけで大きな効果が期待できます 。
Q9: えきねっとを根本的に改善するには何が必要ですか? A9: 60年来の基幹システム「マルス」を現代的なシステムに刷新することと、それに合わせて複雑な運賃・料金ルール自体を簡素化することが必要です。これは単なるITプロジェクトではなく、JRのビジネスモデルそのものを見直す、経営レベルでのデジタルトランスフォーメーションが求められます 。
Q10: 「みどりの窓口」に行列ができるのは、えきねっとが原因ですか? A10: はい、大きな原因の一つです。「えきねっと」が複雑で使いにくく、利用者がオンラインでの予約に自信を持てないため、確実性を求めて駅員がいる窓口に頼らざるを得ない状況が生まれています。この行列は、オンラインサービスの失敗が現実世界に影響を及ぼしている証拠と言えます 。
引用文献
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