ネットの世界を見るとネット無料サービスばかり。
一部でも有料化しようものならば、金の亡者とばかりにユーザーは批判し、炎上することも。
これについて個人的見解。
結論を先に言うと無料=善 みたいに賛美される傾向はどうかな、と思っています。
今、無料サービス化行き過ぎているんじゃない
と思っています。
中見ているとわかりますが、WEBサービスの開発、維持には莫大なお金がかかります。
電気代、人件費、ハードウェア代、データセンター代、通信代・・・・
規模によって大きく変わるので、はっきりいくらとは言えないですが、数千万、数億…
そんなレベル
それだけコストをかけて、無料サービス… ボランティア? それとも‥‥?
それでも基本的にコスト分を回収できるところだけが長く続いています。
一番多いのが広告モデルですね。
でも、最近はネット広告の広告単価が大幅に下がったうえ、電気代をはじめとしたコスト大幅アップ。
じゃあ、どうやって利益を出す? → 今まで以上に広告主からの広告単価を上げることつまり、ターゲティング広告の強化。
ターゲティング広告って何?
>ユーザーやコンテンツなどの情報を解析し、ユーザーに対して適切な広告を配信する
一言でいうとこれです。具体的に言うとユーザーの性別、住所、行動履歴などをより詳細に取得し、より効果の高い広告を出す です。
これら情報はWEBサービス提供社内で収まることもあれば、広告主に提供されることもあります。
そんなこと冗談じゃない?
でも約款内の個人情報の提供にサービス利用時に同意していますよね?
ここでいう行動履歴というのはさっきまで見ていた動画、行動履歴、GPS情報・・・・
基本的に名前や住所など個人を特定できるデータは外部に公開しないとなっていること多いですが、例え公開しなくても勤労者層とした場合
平日日中長くいる場所のGPS情報 → ここ勤務先か
夜中にいつもいるところのGPS情報 → あぁ、ここが自宅住所か
今日はどこの店のHP見ている → 今日は、ここで夕ご飯なんだな
車のHPをみていた → 自宅の車の車種はこれなんだな
メールやストレージのファイルの中身を機械的にスキャン → こういうことに興味あるんだな、じゃあ、それに関連した広告を出そう
みたいな、ものもあります。心当たりありませんか?
メールやファイルのスキャンといっても大体が機械的なもので、人が直接見ているわけではないですが、ちょっと知識のある悪意のあるエンジニアなら、中身簡単に見えちゃいます。
と簡単にわかります。悪意のある人が一人もそのWEBサービスの中にいなければいいのですが。。。運を天に任せて。。。
見ているサイトや動画によっては絶対に人に知られたくない、もっとセンシティブなデータもあるかもしれません
でも住所勤務先 一つのデータでは無理でも、いろいろな情報組み合わせれば本名込みであっという間に身元割れます。
だまし討ちではなく、データ収集することは同意した約款に明記されていたりします。
広告に見えない特定の広告主の意向に沿ったステマ記事を出すこともあるかもしれません。法律では禁止されていますが、検証難しいからどれとは断言できませんが、今もたくさんあるな、と思っています。同時にそれをなくすのはイタチごっこ状態で不可能だろうな、とも
多くの人がステマや世論誘導だらけと蔑視している、テレビ、新聞、みたいなメディアとネット変わらなくなってきているなと思います。
それって、無料を望んでいる人たちが多いので、そうなるのも無理はないのでは?
無料VPNというのも全部悪ではなく、中には寄付金で運営されているものもありますが、あれは維持費がものすごく高いから、広告だけでは賄いきれずノーログといいつつ、裏でログをとって第三者に売って維持費を稼いでいることが大半ですね。
最近旬なものならば、投稿した動画や文字、声などが、AIの学習に使われていて、権利が! みたいな。
結局、それらも無料サービスを受けるための対価なんですよね。
無料サービスというのはその場では現金支払いは発生しない。だけれども、無償ではなく、お金の代わりに個人情報や制作物を献上して、無料サービスは成り立っている。
こういう側面を知っていると、完全無料サービスばかりなのはどうなのかな、と思っています。